2010年10月
博物館・美術館ジャーナル 雑誌「ミュゼ」 Vol.94 p.22
市民がネットで展覧会の広報を支援する
―2009年 福澤諭吉関連の展覧会の事例紹介―
縁あって霞ヶ関ナレッジスクウェアという施設で、理事を務めている自分史活用推進協議会の企画として「自分史活用のワークショップ」を始めます。
とりあえず、最初の3回について広報をスタートしています。
第1回は、「キャリアに悩む若手ビジネスパーソンの棚卸し」のテーマで、ゲスト講師には、常見陽平さん に登場していただきます。
発表タイトル:
「市民のブログが社会貢献に発展する可能性について-博物館の事例をもとに-」
発表タイトル:
「市民が用いる博物館名称に関する調査報告と提言」
http://www.museology.jp/index.html
発表タイトル:
「インターネットにおける博物館に関する市民のコメント調査」
http://www.jmma-net.jp/katudou/15taikai/15taikai.htm
同時に、同学会研究紀要 第14号(2010年3月)に、実践研究の論文が掲載されました。
論文タイトル:
「市民が博物館を支援するプログラムの試み-2009年 福澤諭吉関連の展覧会の事例-」
日本ミュージアムマネジメント学会 研究紀要 第14号 2010年3月
市民が博物館を支援するプログラムの試み
― 2009年福澤諭吉関連の展覧会の事例 ―
セミナーの講師をつとめました。
◆日時 : 3月3日(水) 19:00~20:30
◆セミナー名 :大学の卒業生向けマーケティング -事例の紹介-
資料は こちら からダウンロードしてください。アクセスするためのユーザ名、パスワード等は当日配布した資料をご覧ください。2010年3月末まで有効です。
全日本博物館学会 『博物館学雑誌』 第35巻第1号 2009.12.20
公立博物館のウェブサイトの現状と課題
― 一般市民からの視点による分析と、価値向上のための施策の提案 ―
慶應義塾での仕事で携わった展覧会「未来をひらく福澤諭吉展」のウェブサイトで取り組んだ試みの計画と成果を論文としてまとめました。日本全国の都道府県立の博物館・図書館のウェブの観察によって調査の広さを補い、博物館・展覧会のウェブに関して5つの提言をいたしました。
タイトル:
公立博物館のウェブサイトの現状と課題―
一般市民からの視点による分析と、価値向上のための施策の提案―
全日本博物館学会 『博物館学雑誌』 第35巻第1号 2009.12.20
サグラダ・ファミリアを訪れたときにもっとも印象に残ったのが、紐と錘を使った逆さまの立体模型の写真でした。どのような形が安定するかを自然の重力にまかせて答えをもらうという発想が理にかなっているように感じました。
ガウディは詳細な設計図を残していないそうです。しかし、彼に続く世代は残されたわずかな資料から設計構想を再現し建築を続けています。すでに百年以上の時が過ぎ、完成までにもまだ同じくらい時間がかかるかもしれません。
この建築に後半生の全精力をかたむけたガウディは、1926年に路面電車に轢かれる事故にあって息を引き取りました。浮浪者と間違えられて手当てが遅れてしまったそうです。
コストや納期の見通しを立てながらプロジェクトを進めるのはもちろん重要です。ただ、それを守ることが目的の1番目ではないはずです。
そのプロジェクトは何を実現しようとしているのか。そこに人や資源を集める重力があるのでしょう。